New! 2022/08/19 国等の調査の結果、植物の粘性物質をムチンと呼ぶ「明治百五十年の大過」は、現存する学術団体(公益社団法人日本化学会、公益社団法人日本生化学会、日本医学会)による誤った日本語訳(「粘液質」「粘素」「粘液素」)=「ムチン(粘質物一般の総称和名)」を端緒とした、「(動物の)粘液(英: mucus 日: ミューカス)」の主成分「糖タンパク質(英: mucin)」と「(植物の)粘液(英: mucilage 日: ミューシレージ)」の主成分「ペクチン性多糖(英: pectic polysaccharide)」の誤認混同に由来し、『広辞苑』で知られる岩波書店が戦前戦後にかけて出版した『理化学辞典』『生物学辞典』『英和辞典』がそのインフルエンサーとなっていたと結論付けられました。
#公共メディアじゃんぬ
#明治百五十年の大過
#ムチン騒乱
#令和の改新
#公共メディア元年

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(日本国内だけで)植物の粘性物質をムチンと呼ぶことの根拠や起源

一般的に広く「ムチン」と呼ばれている世論の乱(よろんのらん)赤信号、みんなで渡れば怖くないええじゃないか
ムチン
*「aff(あふ)」は、消費者の皆さん、農林水産業関係者、そして農林水産省を結ぶビジュアル・広報誌です。
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本誌に掲載した論文などで、意見にわたる部分は、
それぞれ筆者の個人的見解であることをお断りします。
*農林水産省大臣官房広報評価課広報室(2018年5月9日)
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ムチンと称することが誤りであることが科学的に確定され、さらに
この記載が消費者等を誤認させ不利益を生じさせることが明らかになった場合には、
本記載の修正等を行うことを検討したい
と考えております。
*農林水産省大臣官房広報評価課広報室(2018年5月19日)
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*マガジンハウス(編集協力);未回答(2018年5月31日現在)
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フコイダン

昭和34年の吉野家築地一号店で働く菅田将暉さんが、客のマドンナかよちゃん役の石橋杏奈さんに、麦とろ牛皿御膳を出して、「あのさ、とろろってのはさ、山のウナギって言われるくらい栄養がある。」「食物繊維が豊富で腸内をキレイにするから、かよちゃんのお肌の調子が更にいい感じなっちゃうわけ」「さらにさらにムチンとアミラーゼってやつがさぁ」「あぁ、あと、ジオスゲニンてやつがさぁ」と延々と話しかけて、食べれないので、「ちょっと黙ってて。食べてるから」と怒られる、吉野家のウェブ限定CM動画です。
因みに、ムチンは老化防止や便秘改善にも効果があり、アミラーゼは消化酵素。ジオスゲニンは滋養強壮や脂肪燃焼の他、アルツハイマー病の症状改善にも働くそうです。
*吉野家ホールディングス;未回答(2018年6月20日現在)
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クックパッド
ご指摘いただきました件につきましては、先般ご案内の通り、弊社として適切と考える変化に合わせた対応を実施して参る所存にございます。
また、弊社側で作成した記事に関しましては、記事作成時点の知見や情報をもとに作成しておりますため、現在の最新の情報と異なる場合がございます。
*クックパッド株式会社(2018年6月29日現在)
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レシピブログ
ユーザーさまがご自身のメディアに記載する内容に関しての
全体的な注意喚起は行うことができますので
そちらにつきましては対応をさせていただきます。

*アイランド株式会社(2018年6月29日現在)
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グリコ
ビフィズス菌BifiX(ビフィックス)シリーズの毎日食べ続けられる、飽きない味のフルーツタイプです。大きめ粒ぞろいのアロエ果肉とヨーグルトの、からまる一体感を楽しめます。

"〈アロエベラ〉

民間療法で利用されてきたユリ科の多肉植物。ゼリー状の果肉には粘性物質のムチンが含まれ、
お通じを整えたり、胃の健康を保つ効果があるといわれている。
"

「動物の粘液に含まれるムチン(A)」と記事に記載している「アロエベラ果肉に含まれる粘性物質のムチン(B)」は、異なるものであることは認識しており、その点についてはお問合せ記載の通り相違ないと考えております。
今回の記事については「ムチン(B)」が「お通じを整えたり、胃の健康を保つ効果があるといわれている。」として記載させていただいております。
*江崎グリコ株式会社(2018年7月3日現在)

ヤクルト
Q. ヤクルトを飲んだ時に、口の中に固まりが残ることがありますが、これは何ですか。
A. 唾液中の「ムチン」という成分と乳たんぱく質(カゼイン)が混ざりあい、固まった状態になることがあります。特に幼児は「ムチン」の量が多いためそのような現象が多くみられるようです。しかしながら、乳たん白の固まりは飲み込んでも胃酸で溶けてしまいますので、心配いりません。
※ムチン:消化管などの内腔を覆う粘液の主要な糖たんぱく質(やまいも、なめこの粘りも同様の物質)
*株式会社ヤクルト本社;未回答(2018年7月4日)

納豆の日
納豆クイーン
タカノフーズ
納豆連納豆連
大豆は煮て発酵させることにより栄養価が上がる。例えばビタミンB2は6倍、葉酸は3倍、ビタミンKは86倍に。
納豆に変身すれば、1パック当たり食物繊維はレタス1個分、鉄分はほうれん草3分の1束分、カルシウムはシラス20g分になるという。
それ以外にもマグネシウムやアルギニン、ムチン、レシチン、イソフラボンなど、近年注目されている栄養素が含まれている。

*タカノフーズ株式会社;未回答(2018年7月4日)

CASIO Ex-word
CASIO
2018年モデルデジタル大辞泉(大辞泉第二版対応版)XD-SK2800/XD-Z3800/XD-Z4000/XD-Z9800/XD-Z7100/XD-Z7200/XD-Z7400/XD-Z7500/XD-Z7600/XD-Z7700/XD-Z7300/XD-Z5700MED/XD-Z9850
今回頂きました内容からお客様のご連絡の主旨は、弊社電子辞書に搭載されている下記コンテンツ中の、「ムチン」の説明内容に誤りがあるので速やかな対処が必要ですとのお申し出と改めて理解させて頂きました。

1.対象
 弊社電子辞書XD-Gシリーズ(製品により搭載コンテンツ相違あり)
2.ご指摘コンテンツ
 ・『デジタル大辞泉』(第二版対応版)    出版社:小学館
 ・『食の医学館』             出版社:小学館
 ・日経ヘルス『サプリメント事典』 第4版  出版社:日経BP社

貴重なご指摘を頂きまして本当にありがとうございます。

ご指摘頂きました内容は専門性が高い内容でもあり、弊社での判断は致しかねますので、著作権をもつ出版社へ報告の上、適切に対処させて頂きたいと考えています。
*カシオ計算機株式会社(2018年7月7日現在)
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東工大生協
有限会社学術秘書
池田 剛士 様


東京工業大学生活協同組合大岡山第二食堂の岡と申します。
お問い合わせいただいた件につきましてご回答いたします。

(1)につきましては、
まず、オクラに含まれている「ムチン」と言われている物質と動物の粘性物質である「ムチン」は
異なるものであると認識しております。
記事本文中では、前者の物質について記載しております。
次に、前者の物質の呼称につきましては、その物質を指す言葉として官庁はじめ社会で
広く一般的に「ムチン」という名称が用いられていることから当店でも使用しております。


(2)(3)につきましては、
「ムチン」を「夏バテ解消」、「スタミナ食材」、「疲労回復」といった健康効果と関連付けたり
「ネバネバの正体は『ムチン』」とした主旨の宣伝は当店では一切行っておりません。


以上が当店の見解でございます。
*東京工業大学生活協同組合大岡山第二食堂(2018年7月24日)
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ムチン(mucin)はmucus(粘液)を語源とする。英和の乱(えいわのらん)オックスフォードの罠(オックスフォード襲来)
ムチン
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#1.
The concise Oxford dictionary of current English
*The concise Oxford dictionary of current English(1911年);mucilage, mucilaginous, mucus
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#2.
三省堂英和大辞典(1928年)
*三省堂英和大辞典(1928年);mucilage, mucilaginous, mucilago, mucin, mucus
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*三省堂;未回答(2018年5月19日現在)
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#3.
ムチン Mucin《ド》 粘液素(動植物の粘液の主成分)
*外来語小辞典(1959年)
*
当該辞典が古く,
残念ながら,根拠については不明
としかお答えできない状態です。
*研究社編集部(2018年2月14日)
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「ムチン」が「収録された経緯」についても
先回同様,不明
とお伝えするしかありません。
*研究社編集部(2018年2月26日)
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#4.
ムチン Mucin(独)(化)粘液素.動植物の粘液の主成分。
*日常の外来語辞典(1968年)
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*日東書院本社;未回答(2018年5月19日現在)
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#5.
むちん 〔ムチン〕 Mucin 動植物より分泌される粘質物一般をいう。
糖たんぱく質を主成分としており動物では粘膜より分泌される。
豚の胃ムチンは、ビフィズス因子の1つとされている。<下野勝映>
*食品工業総合事典(1979年)
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*日本食品科学工学会;未回答(2018年5月19日現在)
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当時の⽇本⾷品⼯業学会刊⾏「⾷料⼯業総合辞典」編集委員として、当省から多くの職員が選出いただいているところですが、
「ムチン」に関しては当省外の執筆者が寄稿しているところです。
また、農林⽔産省にて「ムチン」の定義付け・研究を⾏っていないことから、本照会に対し、回答する⾒解を持っておりません。
申し訳ございませんが、ご了承お願いいたします。
*農林水産省大臣官房広報評価課広報室(2018年5月19日)
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.("mucilage"の日本語訳は)"ムチン質":日医の乱(にちいのらん)ヒポクラテスの呪い
ムチン質
mucilage
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Mucilaginous をムチン質のと訳出することについてですが
日本医学会医学用語辞典は第2版からこの日本語を使用していました.
ドーランドの第28 版で、mucilaginous 「粘滑性の、ムチン質の」 mucilage 「ムチン質」
南山堂英和大辞典第12 版でも mucilaginous 「ムチン質の[医学]、粘滑性の[医学]、粘滑質の[医学]」 となっていました。
それ以上の根拠は難しいですが、 mucilage が「ムチン質」であれば、その形容詞系で問題ないように思います。
根拠は何か、とのことですので、ドーランドと南山堂が回答になります。
おそらく、mucilaginous 自体はゼリー状のもの一般なので、ムチン以外にも色々と訳出したくなるのだろうと思います。
が、医学ではとりあえず、ムチン質が一般的なのだろうと思います。
*日本医学会医学用語管理委員会(2018年1月31日)
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日本医学会医学用語事典は主に日本医学会所属の学会から
収載希望のあった用語を収載していますので多くはその当時関連学会で
使用されていた用語になります
本をだすにあたり,必ずしも統一がとれて完璧なものではなかったということは
凡例にも書かれております
*日本医学会役員室(2018年2月14日)
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メディア等でムチンの乱用(誤用)につきまして存じ上げております。
「医学用語辞典」の誤解を招きかねない表記があるようでしたらば、適切な変更が必要なことと存じます。
*日本医学会分科会(2018年2月16日)

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mucilage;"ミューシレージ"

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お知らせ:

New! 特別調査報告書「フィッシャーの呪い;明治150年の謎(2018年9月18日)

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